【第4回】変化の激しい現代において「働く」ことを通じて、いかに人生を豊かにするのか

学びを再考するための7つのアイデア

“理想の学び” として知られ、世界で活躍するリーダーの多くが経験している「リベラルアーツ」。FICCでは価値創造を軸とする上で、リベラルアーツの考え方を重要視しています。

では、一体リベラルアーツとは一体どういった学びなのか── 本連載では第4回にわたり、FICCの実際の取組みや考え方を交え、リベラルアーツの考え方を理解し、「学び」について再考するための7つのアイデアをご紹介してきました。

最終章を迎える今回は、学ぶ喜びを働く環境で経験することとは何を意味するのか、人生の多くの時間を費やす “働く” ことを通じて、人生をより豊かなものにするにはどうすればよいのか、そのヒントとなるアイデアをご紹介いたします。

これまでの記事:
【第1回】働く上で自分の「興味」とどう向き合うべきか。リベラルアーツの視点から考える
【第2回】「ありがとう」を生み出すには相手への理解が重要。人生を豊かにする学びとは
【第3回】知識ではなく、人に提供する知恵こそが「価値ある学び」である

学びの喜びを経験することで、働き方は変わる

第1回から第3回にわたり、学校教育だけにとどまらず、働く環境において “価値ある学び” とは何か、ということをご紹介してきました。しかし、仕事のためだけに学びが必要なのではありません。

人生の多くの時間を占める「働く」ということを通じて、人生をより豊かなものにするためにこそ、”価値ある学び” が重要なのです。では、それは一体どういうことなのか、見ていきましょう。

6. 学び続けることで「未来」へ繋がる

学び続ける情熱は、腹落ちする喜びから生まれる

リベラルアーツの学びには、終りがありません。そのため、継続的な「無知の知」を経験し、有限な時間の中で学び続けることが大切です。しかし、そもそも学ぶ意欲、情熱がなければ、学び続けることは容易ではないでしょう。

では、学び続ける情熱はどこから生まれるのでしょうか。それは学びによる喜びを “腹落ち” して経験することで生まれます。
自らの興味を掛け合わせたり、未来の自分が興味を持っているかもしれないという可能性を持ち、学びが自らの成長につながるということを実感したとき、学びから腹落ちする喜びを得ることができるのです。

過去に身につけたことが未来では通用しない

哲学者のエリック・ホッファーは「激動の時代に未来を引き継ぐのは、学び続ける人たちだ」と述べています。この言葉は、これまでの常識が通じない、昨今の変化が激しい現代において、特に実感する言葉ではないでしょうか。

自分が過去に見につけたことが未来では通用しない── そう考えたとき、私たちは学校教育だけでなく、常に学び続けることが大切であることを気付かされます。そのためにも、腹落ちする喜びを経験し、学び続ける情熱を持って、未来へと繋がる学びを継続すべきなのです。

一人ひとりが学び続ける情熱を持ち続けるために

FICCは行動指針として「FIND A BETTER WAY ─まだ見ぬ未来の価値のために─」という言葉を掲げています。そしてこの行動指針を企業文化として浸透するよう、また個々の興味を掛け合わせることで生まれる価値を体験し、学びの喜びを経験する機会として、全社向けのあるワークショップを過去に開催しました。

ワークショップでは「2020年東京オリンピック後の日本のデジタルマーケティングはどうなっているか?」というテーマのもと、共通点を持つメンバー同士で形成されたチームごとにプレゼン。優秀チームには、ワークショップから生まれた種をさらに追求し誰かの価値にするための奨学金制度を設けました。結果的に優秀チームは社内外を巻き込んだ、リベラルアーツの学びの本質を体験できるイベントを開催するなど、ワークショップだけに終わらない、予想を超える結果となりました。

ワークショップを担当したメンバーはこう語ります。
「ガチガチに決めてしまうとタスクになってしまいますが、枠すら自ら設計するようワークショップを企画しました。その結果、業務・業務外の垣根を越えて、メンバーが自ら自走するワークショップとなり、それぞれが “楽しい” という純粋な気持ちからやる気になってくれたなと感じています」

メンバー自らが自走し、ワークショップだけに留まらない形でアウトプットができたのは、きっとメンバーそれぞれが学びによる腹落ちする喜びを感じられたからでしょう。そして、これからもFICCは、この “腹落ちする喜び” を感じられる機会をつくり、学び続ける情熱をメンバー一人ひとりが持ち続け、まだ見ぬ未来の価値を生み出しつづけられる環境を目指しているのです。

7. 学ぶことで「主体性」を持って働くことができる

学びの喜びは、「働くこと」を自分ごと化させる

森が「 “学び” を分野の枠だけで捉えるのではなく、自由に融合させ新しい発見や価値を見出していくことがリベラルアーツの本質である」と語るように、 “学び” は仕事の現場においても重要です。そしてビジネスとして価値を創造するためには、 “学び” は必要不可欠であると言えるでしょう。

そのため、仕事において自らの興味を掛け合わせ、価値を生み出す喜びを経験したとき、ただ与えられたタスクをこなすのではなく、働くということがより主体的に、自分ごと化して考えられるようになります。

主体性を持って働くことで、人生はより豊かになる

「人を自由にする学問」であるリベラルアーツですが、これは “働く” ということにも当てはめられます。つまり、受け身の姿勢ではなく、主体的にすべてを自分ごと化して働くことにより、人は自由に働くことができるのではないでしょうか。

もちろん社会は理不尽なことが多く存在することでしょう。しかし、理不尽なことをただ他責するのではなく、そういった環境において自分はどう行動を起こすのかが重要です。

そして自分の人生の責任をしっかりと持ち、多様性を受け入れ、未来へと繋ぐ学びを継続することで、人生の多くの時間を費やす “働く” ことを通じて、人生をより豊かなものにすることができるのだと考えます。

サスティナブルな学びと社会の成長をもたらす「企業のあり方」とは

昨今、働き方の多様化が叫ばれています。しかし、ライフワークバランスやリモートワークなど、 “働き方” について時間や空間だけの視点で話されているようにも思います。

しかし、FICCでは “働き方” についてそのような機能的な側面やレイヤーではなく、より上位視点である “パーパス” の視点を持った “働き方” が語られる社会になれば、人口が減少し続ける日本においても、サスティナブルな、持続的発展が可能な学びと社会の成長がもたらされるはずだと考えています。

そしてサスティナブルな “本質的な学び” により、サスティナブルな企業成長が実現されるということを、FICCが体現し証明することで、良い働き方や良い企業の定義が変わり、日本社会の成長に貢献できればとFICCは考えています。

FICC会社紹介資料より

こちらは、FICCの企業ミッションです。今回、「ただ与えられた仕事をするだけでなく、興味をかけ合わせた学びを通じて、誰かの価値になる仕事を自ら生み出せる人になって欲しい」というFICCの考えを軸に、FICCが考える学びのアイデアと実際の取り組みについてご紹介いたしました。
人生において多くの時間を費やす「働く」環境において “学び” がいかに重要であるか、そして「良い働き方」や「良い企業のあり方」を再考させられるFICCの取り組みは、ゴールが見えない時代を生き抜く1つのヒントになることでしょう。

学びを再考するための7つのアイデア 全4回

【第1回】働く上で自分の「興味」とどう向き合うべきか。リベラルアーツの視点から考える
【第2回】「ありがとう」を生み出すには相手への理解が重要。人生を豊かにする学びとは
【第3回】知識ではなく、人に提供する知恵こそが「価値ある学び」である
【第4回】変化の激しい現代において「働く」ことを通じて、いかに人生を豊かにするのか

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