「カッコイイからやりましょうは通らない」データドリブンであり続けることが私たちの価値提供

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「データドリブンであり続けることが、私たちにとっての価値提供」

そう語るのはFICC入社2年目のサレス樹里在と、入社3年目の宮内あかり。プロデューサーとして働く彼女らは日々の現場でなにを意識し、今後どのようなプロデューサーへと成長していきたいのでしょうか。
ベテラン、若手関係なしに、クライアントにとって価値のあることを全力で追求する彼女らの素顔に迫ります。

「カッコイイからやりましょう」は通らない。ロジカルな提案が重要

サレス:「データドリブンであり続けること」というのが私は価値提供だと思っているんですね。たとえば過去の案件で、DMP(データマネジメントプラットフォーム)導入のお手伝いをさせていただきました。DMP導入によって様々なユーザーのデータを収集して、ブランドにとって適切なターゲティングをしていくことができる。そしてDMPにデータを溜めていけばいくほど、どんどん効率の良いプラニングができるというのは価値だなと感じていて。

宮内:あとは、データドリブンであり続けることでクライアントと共通の判断軸が持てて、論理的な判断ができるというのも大きいですよね。なので、「データによってスピーディーに決断ができて、クライアントの目的を達成できる」というのは、私にとって価値提供だなと思っています。
たとえば、ターゲットや媒体に対する予算配分を最適化できたり、個々のユーザーのサイト閲覧データなどを元に、態度変容レベルに応じて最適なコミュニケーションができたり。よりROI(費用対効果)を高める施策が打ち出せるようになるというのは、クライアントにとってもメリットあることだなと。

サレス:だからプロデューサーには、データを読み取れるチカラ、数字から物事を考えるチカラがすごい求められるし、難しいところだなと日々実感しています。

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宮内:そう、ロジカルな提案というのが求められるんですよ。「派手なことしましょう!」「カッコイイからやりましょう!」という提案は絶対通らない。クライアントが目指すKPIと戦略に沿って、数値的根拠のある提案が求められるんですよね。

たとえばサイトのコンテンツやデザインについても、ターゲットの調査データなどを数値的根拠として、パーセプションフロー(ユーザーの思考や行動を、どのようなコンテンツで、どう態度変容させたいか)を設計し、それぞれのコンテンツ目的に応じたデザインを行っています。ある意味、嘘はつけないんですよ。やりたいベースでの提案はもちろん通らなくて、クライアントのパートナーとして同じ立ち位置で考え、施策によってどんな価値を提供できるかを考えて提案するが当たり前ですし、それをやり続けることで対等な関係を築けているなと感じています。

サレス:逆にクライアントのやりたいことだけど、効果があまり期待できないことのパターンももちろんあります。そういうときは数字で示してあげて、ちゃんと成果を上がる別の方法、戦略に基づいた正しいプランを提案するというのも、FICCが案件に携わっている理由なんだなと。

宮内:クライアントのためにならない提案はしないし、効果があるもの、意味のあるものだけを提案するというのはFICCの本当に良い文化。長期的にクライアントとお付き合いさせていただけているのは、そういったFICCの文化があるからこそだなと感じます。

「使ってもらえないと意味がない」目的を持って制作をするFICCに共感した

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宮内:私は学生時代にプログラミングをやっていて。ある時、地元・金沢を、学生と企業と地域の人たちで活性化するイベントに参加して、私たち情報系の学生たちは、当時流行だったジオタグを使ったアプリを作ったんですね。だけど、楽しいイベントに夢中になっている最中に、特にインセンティブもないアプリを、わざわざダウンロードしてくれる人は少なくて。最終的にそのアプリはあまり利用されなかったんです。
結構いいアプリを作れたという自信はあったんです。だけど、せっかくいいものを作っても使ってもらえないって意味ないなということを気づいて。

そういった経験もあって、ブランディングや広告に興味を持ちましたし、かっこいいだけのものをただ作るのではなく、クライアントにとって価値のある、意味のあるものを作りたいなと思って、FICCに入社しました。

サレス:私は学生時代、経営学を学ぶ中でマーケティングや統計学も勉強していて。そして就職活動をしていたときはFICCにとってのクライアント側、つまりメーカーなどのマーケティング部に所属したいと思っていました。だけど、いろいろなメーカーさんのお話を聞いているうちに、1つのブランドだけではなく、様々なブランドのマーケティングに携わりたいなと思うようになったんですね。

そのときに偶然出会ったのがFICCでした。しかもFICCはアイディアベースでクリエイティブを作るのではなく、マーケティングに基づいてクリエイティブを作っていくというところに共感して、FICCへの入社を決めました。実際FICCに入ってみたら、化粧品から飲料まで多くのブランドに携わることができて、視野が広くなれたのがよかったなと。

宮内:もちろんFICCに入社してから、ツラい経験はたくさんあって(笑)。自分の技量不足もあって案件がめちゃくちゃ忙しく、もう嫌だ!と思ったときがあって、生意気にも、もっと会社をこうした方がいい!というのを提案したんですよ。そしたら、すぐに会社が改善対応してくれて、取締役の平野からも「提案してくれてありがとう」と言われました。働く量も調整してくれたりして。信頼できる会社だなと実感しました。

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サレス:私も、面談の度に「化粧品の仕事をやりたい」と伝えていたんですね。「そういう案件があったら私にやらせてください」って、ずっと言い続けていて(笑)。そうしたら、本当に化粧品の案件が来たときに担当させてもらえて。しっかりと会社へ伝えれば、ちゃんと聞いてくれるというのは、FICCの良いところだと思います。

そして、まだ入社して2年目なのでこれからもっと成長しなきゃなと思うんですが、プロデューサーとしては過去にFICCのインタビュー記事にも登場している森のようにクライアントに信頼され、価値を提供し続けるプロデューサーになりたいと思っています。森は常に勉強し続けていて、インプットの量がすごくて。そしてインプットしたら、その分だけちゃんとアウトプットしているのが素敵だなって。

宮内:私もサレス同様に森のようになりたいなと思いつつ、プログラミングをやっていた経験を活かして、クライアントからも制作メンバーからも信頼される人間になりたいと思っています。ときどき考えが至らずご迷惑をかけてしまうこともあるんですが、やっぱり制作メンバーに無駄な仕事はさせたくないし、せっかく作ってくれたクリエイティブを無駄なものにしたくない、クライアントにも無駄なものは納品したくないと思って仕事をしています。

クライアントへ価値を提供できなかったら事件 ― 意味のないことをしない会社

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宮内:私はスキル的にまだまだなんですけど、プロデューサーとしてロジカルに展開してクライアントの価値となることを、クライアントと一緒に作っていくというのを意識しています。
ふだんの生活の中では、一般的によく言われることですけど、世の中の人気商品がなぜ流行っているのかを自分の頭で考えたり、今バズっているあの企画は、はたして売上に貢献しているのか……と様々なものに対して疑問を持つようにしていますね。

サレス:疑問を持つことは大切ですよね、私ももっとプロデューサーとして成長するために意識しているのは、なぜ?と疑問を持って、その答えに対してまたなぜ?、なぜ?と繰り返すこと。そうやって、いろいろなものに疑問を持って、もっと成長したいなと日々思っています。
そういった「成長」という観点でいうと、FICCって成長意欲が高い人が本当に多いんですよ。そしてその成長をサポートする教育体制であったり、教え合うような文化があって、成長したい人にはすごい良い環境だなと実感しています。

宮内:あと、FICCは価値提供を本当に意識している会社だなと思っていて。逆に言えば「意味のないことをしない会社」なんですよね。無駄なものを作って、クライアントへ何の価値も提供できなかったら事件じゃないですか(笑)。
良い商品や素敵な広告を作ることが正解じゃないんだなと。ちゃんと届けるべき人に届けて体験してもらい、次に繋がるアセットを作っていくことまでが仕事。これからも、価値提供できるよう全力で取り組んでいきたいです。

インタビュー:FICC 宮内あかり・サレス樹里在 / 文・写真:永田優介