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目的設定に使いたいSMARTの考え方

荻野 英希 /

仕事で成果を出すためにはまず目的を明確にする必要があります。当たり前のように聞こえますが、会社組織の中では業務を行うこと自体が目的化したり、漠然とした目的が掲げられたりすることが往々にしてあります。結果、労力が不要に消耗され、パフォーマンスの低下につながります。業務に取り組む際は必ず目的を明確にし、ステークホルダー間での合意形成を徹底しましょう。そのためには目的を常に問い直す習慣が必要です。

What is the Objective?
そもそもの目的ってなんだっけ?

目的を設定する上でSMARTという便利な考え方があります。

  • Specific:具体的で解釈の余地がない
  • Measurable:測定(分解)可能な数値目標である
  • Achievable:利用可能な資源で達成が可能である
  • Relevant:上位目的と合致する
  • Time Bound:期限が設定されている

例えば「売上を伸ばす」は良い目的とは言えません。それぞれが異なる解釈をすることができますし、測定もできないため、どのように達成すべきかがわかりません。「2015年度中に過去3ヶ月購入者数を100万人増やす」という目的の場合、十分な予算さえあれば、効果的な戦略を見出すことができるでしょう。

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SMARTの中で最も重要なポイントは「Relevant:上位目的との合致」です。全ての業務には目的が必要であり、それは組織からチーム、個人へとカスケードします。例えば「2015年度までに収益を10%成長させる」という目的は以下のように細分化することができます。

  1. 既存ユーザーの平均購買頻度をxまで向上させる
  2. 既存ユーザーの平均購入金額をxまで向上させる
  3. 既存ユーザーの平均購入継続率をxまで向上させる
  4. 既存セグメントで新規ユーザーをx人獲得する
  5. 新規セグメントを開拓し、新規ユーザーをx人獲得する

個人や、プロジェクトの目的を設定する場合、上位の目的に最もインパクトを与えるアクションを基に設定します。目的を正しく設定・管理することで、組織全体を同じ方向に向け、パフォーマンスを向上させることができるのです。