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FICCのデジタルマーケティングブログ

パーセプションフロー・モデルとは

荻野 英希 /

マーケティングは複雑なチームプレーを要する企業活動であり、個人の能力によって成り立つものではありません。成功のためにはチームの全員が戦略と実行計画を正しく理解し、それぞれの担当領域の効果を改善し続ける必要があります。しかし、多くのマーケティング組織には建設的な連携と軌道修正を可能にする共通言語や活動の全体図が存在しないため、チームとしての能力を発揮できずにいるのです。

パーセプションフロー・モデルとは

パーセプションフロー・モデルは、Coup Marketing Companyの音部大輔氏によって考案されたマーケティング・マネジメントのモデルです。一連の購買行動プロセスを「自然な認識変化の流れ(パーセプションフロー)」として描き、組織的な協働を可能にするマーケティング活動全体の設計図です。その習得と活用により、チームの連携だけでなく、マーケティング計画の早期立案や、規則的な活動の実行管理が可能になります。全体設計に基づいて、個々の活動を規則的に改善できるため、確実にマーケティング効果を向上することができるのです。

右上には合意すべき戦略が明記され、横軸は目的の消費者行動を起点に、パーセプション→知覚刺激→KPI→メディアの順に並んでいます。縦軸となる8つの状態は購買行動に現れない細かいパーセプションの変化を段階的に表しています。段階毎に設定されたKPIはマーケティングROIに基づく施策毎の評価を可能にし、マーケティング全体を通じた仮説検証を実現するのです。

カスタマージャーニーマップとの違い

カスタマージャーニーマップは消費者の過去の行動を示すものであり、ブランドの選定に伴う複雑なパーセプションの変化を捉えることはできません。多くの企業がカスタマージャーニーマップを導入した後に「打ち手がわからない」状況に陥るのはこのためです。現状の消費者行動を描くカスタマージャーニーマップとは対照的に、パーセプションフロー・モデルは、ブランド選定に至るまでの理想的なパーセプションの変化を描きます。未来を描くものであるからこそ、具体的なマーケティングの実行計画を示すことができるのです。

パーセプションフロー・モデルを活用したデータマネジメント

パーセプションフロー・モデルは消費者の行動に伴うパーセプションの変化を計測可能にします。マーケティング活動の効果をクラスターごとに測定し、比較することで、効果の改善に向けた仮説を立案することができます。また、購買行動の段階に適した広告のパーソナライゼーションや、粒度の細かい仮説検証も可能になるため、計画的なトライアル購入やライフタイムバリューの向上を実現することができます。

パーセプションフロー・モデル・テンプレート


FICCはパーセプションフロー・モデルの設計と活用に10年以上の経験を有する日本で唯一のマーケティングエージェンシーです。現在ではCoup Marketing Companyの音部大輔氏とのパートナーシップを通じて、化粧品、飲料、食品、車、日用品、IT、BtoB、金融、保険など様々な業界で活用されてい汎用的なテンプレートの開発を進めています。

パーセプションフロー・モデルを導入する理由

マーケティング組織が機能するためには、一人ひとりが個別の専門家ではなく、チームとして協働するための基盤が必要です。マーケティングに関わる様々な分野において、パーセプションフロー・モデルの導入は専門性の壁を超えた共通言語を確立し、チーム全員の能力を最大限に引き出します。

FICCではパーセプションフロー・モデルに基づくプロモーションの立案・実行や、パーセプションフロー・モデルの導入をサポートしていますご検討の方は、お気軽にフォームからお問い合わせください。 お問い合わせ

※ パーセプションフロー・モデルはCoup Marketing Company音部大輔氏考案のマーケティング・マネジメント・モデルです。
※ パーセプションフローモデリングの引用には上記クレジットの掲載をお願いします。