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FICCのデジタルマーケティングブログ

パーセプションフロー・モデリングとは

荻野 英希 /

パーセプションフロー・モデリングは、Coup Marketing Company 音部大輔氏によって考案された、マーケティングマネジメントの手法です。購買行動に伴う一連の態度変容プロセスを、「自然な認識変化の流れ(パーセプションフロー)」として描き、マーケティング施策との因果関係を示すことで、マーケティングの全体像を可視化するものです。パーセプションフロー・モデリングの導入により、購買行動の段階ごとに異なるマーケティング施策の管理と連動が可能になります。

パーセプションフロー・モデルの構成要素

パーセプションフロー・モデルは、行動、パーセプション(認識)、知覚刺激、KPI、メディア・媒体の5つの要素で構成されています。メディア・媒体を通じた知覚刺激により、消費者は新しいパーセプションに気付き、その行動を変えます。この組み合わせは購買行動における態度変容プロセスの一段階を表し、鎖状につながることでマーケティングの全体像を可視化します。

– 行動:認識に基づく購買行動
– パーセプション(認識):行動を左右する情報の解釈
– 知覚刺激:新しい認識を気付かせ、自主的な行動を喚起する情報
– KPI:成果を示す指標
– メディア・媒体:知覚刺激を効果的・効率的に伝達するもの

パーセプションフロー・モデルの構造

パーセプションフロー・モデルの構造は、態度変容を目的とした全てのコミュニケーションに対応する、汎用性の高いものです。しかし、自由度の高いフレームワークを使いこなすのは、決して簡単なことではありません。FICCでは、汎用性と実用性を両立するパーセプションフローのテンプレート開発に取り組んでいます。商品やブランドに無関心な状態から、推奨者となるまでの流れを描き、統合型マーケティングコミュニケーション(IMC)の計画や、効果測定にも活かせる設計となっています。

パーセプションフロー・モデリングの利点

パーセプションフロー・モデリングは、マーケティングプランの作成だけでなく、マーケティング組織の協働にも大きな効果を発揮します。マーケティングの全体像を可視化することで、チームの全員が自身と互いの役割を理解し、細かい連携が可能になるのです。また、購買行動の段階毎に行うべきコミュニケーションが明確になるため、エージェンシーに対する客観的なブリーフィングとフィードバックが可能になります。更に、粒度の細かい仮説検証が可能になるため、ラーニングの蓄積や、プロセスの改善が進みます。パーセプションフロー・モデリングは、組織の共通言語となり、マーケティング効果を確実に向上させます。

パーセプションフロー・モデリングの普及

マーケティングの複雑化に伴い、多くの企業が効果的な管理手法を求め始めています。パーセプションフロー・モデリングは多くの専門家が協働する現代のマーケティング組織に、欠かせないツールであると言えます。現在パーセプションフロー・モデリングは、日用雑貨、化粧品、自動車など、様々な業種の広告主に活用されています。その活用はマーケティングマネジメントに留まらず、メディアエージェンシーや、テクノロジープロバイダーによる、データマネジメントにも活用され始めています。

パーセプションフロー・モデリングの導入

FICCではパーセプションフローの導入をサポートしています導入をご検討の方はお気軽にお問い合わせください。お問い合わせ

クレジット表記のお願い

パーセプションフロー・モデリングを資料やコンテンツなどに掲載する際は、Coup Marketing Company 音部大輔氏のクレジット表記をお願いします。