ライオンペット株式会社(以下、ライオンペット社)は「ペットと人との共生」を目指して、ペットとその飼い主が求める幸せな暮らしを応援するような商品開発をされています。
FICCでは、「泡シャンプー」の認知と地位向上を目指したプロモーション施策を支援しました。「愛犬のデリケートな肌への負担を減らし、やさしく洗うためには泡シャンプー」かつ、それは『ペットキレイ』であると、飼い主に認識をしてもらい自宅シャンプーの啓蒙と商品への興味喚起を目的に提案しました。
製品機能とベネフィットをわかりやすく表現したメインコピー開発
製品の機能である泡自体を「やさしさ泡」、泡シャンプーで愛犬の肌を傷つけずにやさしく洗う方法を「もふもふ洗い」と名付けて、メインコピー「やさしさ泡で、もふもふ洗い」を開発し、各施策で打ち出していきました。生活者がさまざまなプロモーション施策でこのコピーを目にするたびに、「もふもふ洗い」の認知と興味を醸成し、生活者の記憶のなかに印象づけることを一貫して行いました。
有識者からの課題認識とソリューションを提示する動画施策
はじめに、生活者に課題認識を持ってもらうことが、施策の入り口となります。犬の皮ふはとてもデリケートだからこそ「ゴシゴシ洗いが良くない理由」や「愛犬の肌を傷つけずにやさしく洗う方法」などの専門的な知識は、飼い主に説得力を持って届けていかなければなりません。そこで、専門家である獣医師から課題とソリューションを伝える動画を制作し、生活者に気づきを与えて記憶に留めてもらえるよう、動物病院のサイネージやYouTubeなどで展開しました。
愛犬との幸せな時間を想起させるSNSプロモーション
ライオンペット社をはじめとした、ライオン社関連企業に根付いているのは、生活者にポジティブに訴えかけるコミュニケーションです。
生活者により共感してもらえるよう、愛犬との幸せな時間を想起させるコンテンツを動画やSNSで発信。YouTuberとのタイアップや、一般の飼い主にシャンプー体験をしてもらい「自宅シャンプーが楽しく癒やしの時間になること」や「愛犬との距離が近づく」などのメッセージを伝える動画を制作しています。
製品のベネフィットは、Instagramでも拡散を図りました。きめ細かく弾力のある泡の特長を伝えるために、頭に泡をのせている犬を「泡わんこ」と名付けて投稿を促すInstagramキャンペーンを実施。キャンペーン当選者が、真似して投稿したくなるよう、インフルエンサーを起用して投稿のお手本になってもらい、ベネフィットの周知と拡散を図る施策を行いました。
また、お風呂をモチーフにしたギフトツールで「もふもふ洗い」と「やさしさ泡」を伝えながら「シャンプー時間を楽しんでいる様子」の投稿を促す仕掛けで、ブランドに対する好意度向上も狙っています。