面白法人カヤック主催イベント「UI温泉」登壇

面白法人カヤック様が主催されたイベント「UI温泉」へ、弊社クリエイティブディレクターの福岡 陽が登壇いたしました。

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温泉らしく、浴衣を着用しての登壇でした。

「UI温泉」は “UIと湯を愛するイベント” として「UI本を捨てよ 温泉へ出よう」というテーマのもと、神奈川県綱島温泉で湯上がりにUIトークショーを行うというこれまでにない形のイベント。カヤックの佐藤 ねじさんは「UIのイベントはマジメなものが多い印象だったので、もっとおかしな場所で、ゆるめにやれるのがあっても良いなと思いUI温泉を開催した。」と話されており、実験的なイベントでもありました。

福岡は1人目のスピーカーとして、ウォシュレットを題材にした物理UIについて登壇。UI温泉でのイベントの狙い通り堅苦しさから離れた内容で、他のスピーカーの方と掛け合いもしながらお話しさせていただきました。下記に当日のスライドと福岡からのコメントを掲載しておりますので、ぜひご覧ください。

福岡 陽よりコメント

今回、以前執筆でお世話になった面白法人カヤックの佐藤ねじさんにお声がけいただき、”温泉とUI”をテーマにしたトークイベント『UI温泉』に参加させていただくことになりました。温泉とUI、どう考えても結びつかない2つだけに「お湯が出るからウォシュレットとUIの話で許してもらうかな」などという軽い気持ちで臨んだのですが、一方の観客の皆さんは綱島温泉の湯に一切浸からず(チケット代に入湯料が含まれていました)トーク聞く気全開ムード。まさか需要と供給の不一致では…?ともあれ結果的には「くだらない話の中で見つけた発見こそ、人間にとっては最大の価値のある発見である」という今とっさに考えた格言を彷彿とさせるような会場の笑いと独特の熱気に包まれた発表になり、ほっと胸をなで下ろしております。と同時に、尺が収まりきらず大変ご迷惑をおかけいたしました…。

さて、今UIについて語るべきことはあるでしょうか。もちろん新しい技術、アイデアが日々生まれている世界ですからトピックスはいくらでもあるのです。しかしスクリーンUIはある程度語り尽くされ、踊り場に来ているように感じています。であれば一転 “身を清めリフレッシュする” ためにもUIの源流に戻って再度UIとはそもそも何なのかを考える場も必要ではないか、という思いを込めて「ウォシュレットから考える本当にキモチイイUI」というお話にまとめました。スクリーンで全てが完結する世界からあえて離れてみることで、もっと直感的に優れたUI像を捉えることができるはずです。スクリーンの中の設計ミスは使う人にとって痛くもかゆくもないですが、ウォシュレットは違います。肌に直接結果が返ってくるのです。さらに体の位置やトイレ自体のスペースにUIが大きく影響を受けていることがわかると思います。物理的なUIデザインがオンスクリーンデザインで忘れがちな “人間は物理的存在である” ことを思い出させてくれます。このように直接的な快・不快を想像しながらデザインをすることがUIの精度を高めることにつながるのではないでしょうか。

トイレに入った時、もしそこにウォシュレットが備えられていたら、一度そこにあるUI、フィードバック、そこで自分が期待したサービスが得られたかどうか、じっくり吟味してみてください。もし塾考の最中、急に温水が冷たくなったように感じたら、そのウォシュレットは貯湯式です。長時間使用でも温水の温度が維持できる瞬間式の導入をお勧めします。

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登壇者の皆様
左より(敬称略):割石裕太、花城泰夢、貫井伸隆、福岡陽、喜納彬光、佐藤ねじ