株式会社ストッケ

子育てに向き合うSTOKKEのブランドの考え方を浸透させるブランド施策

STOKKEのブランドステートメントを浸透させる

北欧・ノルウェーのベビー用品ブランド『STOKKE(ストッケ)』は、1932年の創業から、親子の距離を近づける製品を発信し続けています。ロングセラー製品には、人間工学に基づいて設計された木製ハイチェア『トリップ トラップ』があります。

コロナ禍で社会情勢は大きく変化し、生活や子育てを取り巻く環境、人種差別やジェンダーに対する考え方なども今までと異なってきました。そんな社会の変化に合わせて、ブランドも変わっていかなければならないと、2021年にブランドステートメントが「Here we grow(成長する、親子とともに)」へと刷新されました。従来の「Designed to be Closer(親子がもっと近くなるかたち)」という製品のコンセプトはそのままに、社会全体で親子をサポートできる世界を目指して企業としても成長していきたい、そんな考えのもと企業活動をされているのが特徴です。

変化のなかでも家族を支えられる、社会に貢献できるブランドを目指して「日本でのブランド認知を拡大していきたい」というご依頼をいただき、デジタルマーケティングやプロモーションの提案をしています。

パーセプションフロー®・モデル(マーケティングの諸活動を示す全体の設計図)を使用して、各施策に落とし込み、ブランドコンセプトを訴求しながら、通年で製品ごとのプロモーションやブランド施策を行っています。

代表的な施策について

名前に込める想いキャンペーン

Instagramのハッシュタグ「#ストッケ親子の距離」を付けて、生まれてくる我が子の名前に込める想いを投稿してもらうキャンペーンで、妊婦の方々を対象に通年で行いました。妊娠時期からブランドのことを知ってもらいたいという理由と、親と子どもの距離が物理的にも気持ち的にも近い妊婦の方だから参加したくなる内容にしています。これから産まれてくる子に対しての想いが伝わる投稿がたくさんあり、STOKKEのブランドと活動の認知に繋がる施策となりました。

オンラインセミナー『ストッケアカデミー』と、派生したSNS施策『ストッケ アカデミーmini』

コロナ禍により両親学級が無くなってしまったり、気軽に相談できる相手が不在などの悩みを持つ妊婦の方へ向けて、「妊婦の方同士の交流の場」としてのオンラインセミナーを設計しました。STOKKEの社会課題に対する想いから始まった施策です。

ストッケアカデミーの終了後も、少しでも社会的な意義ある活動を続けたいと始まったのが、セミナーから派生したSNS施策『連載企画 ストッケ アカデミーmini』です。子育てが楽しくなるヒントを発達心理学の側面から定期的に発信しています。

ブランドステートメントのローカライズ

ブランドのランディングページや各施策のディレクション、広告のクリエイティブを担当。ストッケのステートメントが「なぜ大事なのか」「どのように製品に落とし込まれているか?」が伝わるように、グローバルの素材を再編集しデザイン構成を行いました。コピーから製品紹介へと、徐々にステートメントが伝わるよう、導線を設計。各広告から誘導し購入へ繋げるランディングページのデザインや計測も含めてFICCで担当しています。

ブランドコンセプトが「Here we grow(成長する、親子とともに)」へと刷新した際、グローバルから英語で共有されたものを、日本でいかに浸透させ伝えていくのかがFICCのミッションでした。英語の直訳では伝わりきらないニュアンスを汲み取り、社内でトランスクリエーション(直訳ではなく、文化にふさわしい言語や形に転換すること)を行っています。

お客様の声

対話ができるのがFICCの特長という印象がありますね。クライアント側にいると、希望を伝えたら、「そうですか」とそのまま作ってくれるところはあるのですが、そうではなく、「こんな方向性もいいのでは?」とディスカッションがあるので、自分たちが予想していないほどいいコンテンツが生まれています。
ー 株式会社ストッケ ご担当者様

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LEADING BRANDS AND PEOPLE TO PURPOSE

  • 持続するブランド
  • 市場を創るマーケティング
  • 共創がつづくクリエイティブ
  • 存在意義の共創

ブランドマーケティングの実績と哲学

ブランドの社会的意義による新たな市場を創造する「ブランドマーケティング」の考えと、10年以上にわたる戦略とクリエイティブの実績、人の存在意義による共創を通じて、企業のブランディングやマーケティング活動の支援や、さまざまな企業やセクターの方々と未来のビジョンの実現に向けた取り組みを行っています。