株式会社オグラ

子どもの視機能に真摯に向き合うブランドの理念を体現したブランディング施策

子どもの視機能の重要性に向き合ってきた
老舗眼鏡ブランドの想いを伝えるクリエイティブ開発

現在の眼鏡の市場では、生活者が手に取りやすいデザインと低価格を実現したブランドがシェアを拡大しています。そのなかで、老舗眼鏡企業である株式会社オグラの子ども向けブランド「アンファン」は、約30年にわたって一貫して “眼鏡は医療機器” と発信・啓蒙をしてきました。アンファンは眼科医と連携し、子どもの視機能の成長をサポートするサービスを強みとしてしてきたブランドです。

しかし、多くの生活者にとって “良い眼鏡=デザインが良くて手頃なもの” という認識が広がっている市場環境において、単純なブランド名を認知させるコミュニケーションだけでは、ブランドの理念や想い、それらに基づいて培っている技術力への理解に繋がっていないのではという懸念を抱えていました。ブランドがどんなに優れた機能を持っていても、その訴求を行うだけでは一方的なコミュニケーションになってしまい、ターゲットに共感されにくくなります。

そこでFICCは、パーセプションフロー®・モデルを描き、マーケティング活動を整理し、ブランド体験の全体像を設計していきました。クライアントとの対話を通して、アンファンが持つ課題を明確にし、理想とする状態や目的に向けて、市場環境やブランドマーケティングの視点を掛け合わせて、コミュニケーション戦略を設計していきました。子どもの視機能に真摯に向き合うアンファンの姿勢に基づいたクリエイティブ制作や“弱視” 啓蒙のためのブランディング施策を実施しました。

具体事例について

視機能に真摯に向き合うブランドの姿勢を体現した交通広告

ブランドが持つ想いを軸に、生活者に共感され、ブランドへの深い興味と認知を促すクリエイティブを開発。交通広告という限られたスペースにおいて価格競争ではない、アンファン独自のブランドパーパスに共感してもらえるようなコピーとデザインを制作しました。視機能に真摯に向き合うブランドの姿勢を体現したクリエイティブとして社内外から評価をいただきました。

“弱視” 啓蒙のためのブランディング動画制作

“眼鏡は医療機器” と発信し続けてきたアンファンが、なかなか気付き辛い子どもの “弱視” について、親に向けて啓蒙するための動画を制作。およそ50人に1人の子どもに起きていると言われる弱視の症状を知ってもらい、眼科での早期発見の重要性をブランドからのメッセージとして伝えています。動画を視聴した後、さらに詳しく弱視について紹介をしているブランドのWebコンテンツへ誘導しています。

こどもメガネ アンファン[2019]「本当のお母さんの顔」篇
こどもメガネ アンファン[2019]「落ち着きがない子」篇

“弱視” 啓蒙のためのWebコンテンツ制作

啓蒙動画の広告実施と連動して、Webコンテンツを制作。アンファンのこれまでの実績や技術力があるからこそ伝えられる、アンファンの製品の特徴や機能について紹介するコンテンツと、顕在化し辛い子どもの弱視の症状と成長への影響について親に向けて啓蒙するコンテンツ、それぞれを制作しました。

健やかな目の成長のために | こどもメガネ アンファン
見逃さないで!こどもの目の異常|こどもメガネ アンファン

お客様の声

伝えたいことだけでなく、広告をご覧になった方がどのような意思・行動が変わるかなど深い部分まで考えてご提案くださっていつも助かっています
ディスカッションも十分時間を作ってくださるので、お互いに納得できるものをいつも作ることができ、お客さまだけでなく社内の評判も良いものができ上がっています。いつもありがとうございます。
こどもメガネ アンファンブランドについてご協力いただくことが多いのですが、母体であるオグラ眼鏡店についても徐々に進めていきたいと考えています。専門店をご利用いただくことの大切さをみなさまに知っていただけるよう、一緒に取り組んでいきたいと考えています。
ー 株式会社オグラ ご担当者様

CLIENTS
株式会社オグラ
CREDIT
<交通広告施策>
Communication Planning:落合 勇太郎
Creative Direction & Copywriting:森田 雄
Art Direction & Design:河田 秋菜

協力パートナー :
Photo:Shintaro Yamanaka
Hair Make:Enomoto Yosuke

<“弱視” 啓蒙のための施策>
Communication Planning:林 信輔
Media Planning:落合 勇太郎
Creative Direction:高橋 哲也
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