【FICC部署紹介】経営層と事業部のハブとなり、自社の事業をエンパワーする「経営推進サポート」

FICCには自社のマーケティング推進をミッションとする「経営推進サポート」という部署があります。今回は、経営と事業部の間に立ち、自社事業の底上げをするような部署。そんな経営推進サポートの業務についてご紹介します。

FICCならではの独自の立ち位置

経営推進サポートは、FICCが掲げる“ブランドマーケティング”をクライアントだけでなく自社でも推進していくために、2020年度に新しく立ち上がった部署です。FICCでは、ブランディングとマーケティングを切り分けずに、「ブランドの存在意義がマーケティングを行う上での資源となる」という考えのもとで活動を行っています。

主に、経営推進サポートは、「経営」と「事業」の間の“ハブ”となる立ち位置で業務を行います。ブランドマーケティングの考えに基づき、「経営」はFICCのビジョン※を掲げ、そのビジョンが求められる新たな市場を創り出す活動を行います。具体的には、登壇やインタビュー取材などを通じて広く世の中にビジョンや考えを伝えていきます。一方、ここで言う「事業」は、いわゆる「現場のチーム」を指しています。FICCには、クライアントのマーケティング課題を解決するための3つの事業が存在しています。各事業がクライアントやパートナーに対して、ビジョンを啓蒙し社会価値と経済価値の両立を実現すべく、課題に向き合っています。
※FICCのビジョン「あらゆるブランドと人がパーパスによって、未来を創り続けている世界の実現」

ビジョンを実現するために、経営が「未来」に向かっての種まきをし、事業が「現在」のビジネスで実績をつくっていくような構図です。ただ、会社としての情報発信や活動がどちらか一方に偏ってしまうと、「未来の話ばかりで世の中のニーズに合わない」や「現在に向きすぎて、時代の流れに取り残されてしまう」というようなことが起こってしまう可能性もあります。経営推進サポートは、「未来」と「現在」の間の“ハブ”にもなり、現場の状況を理解しつつも俯瞰した視点で自社のマーケティングを行う立場にいるのです。

そのような立ち位置を踏まえ、経営推進サポートは各事業のビジネス状況を理解することが前提です。その上で、事業をエンパワーし、精度高くPDCAを実施するための横断的な視点が求められます。

仕事内容

経営推進サポートの業務は、事業のセールスに繋がるようなマーケティング施策や基盤作り、施策結果から得られた示唆の提供などを行っています。現在は「セールス機会の最大化」と「セールス基盤の強化」の2つを主な軸として業務を行っています。「セールス機会の最大化」とは「自社サービスへのお問い合わせ件数を増やしていくこと」です。ブランドのマーケティング課題でお悩みの方に向けて広告配信を行い、自社サービスを認知してもらい、サイトへと誘導をします。また、その受け皿となるコーポレートサイトなどの自社メディアのアップデートを行っていきます。

そして「セールス基盤の強化」では、リード管理ツール(見込み客や顧客の購買行動のプロセスを管理するツール)を整備・運用し、そこから得られる情報が営業活動に活かせるよう事業部へフィードバックをしています。データの結果だけでなく、自社のブランドマーケティングの知見を大いに活用し、中長期的な視点で次の施策に活かしていきます。

【具体的な仕事内容】

  • 広告運用などマーケティング施策における分析と考察
  • 施策パフォーマンスからの改善提案と戦術立案
  • コーポレートサイトのディレクションと進行管理〜パフォーマンス分析と考察
  • リード管理ツールを使ったセールス状況の管理と運用

どんなメンバーがいるの?

役員管轄の部門であるため、代表の森と取締役の戸塚がこの部署を監修しています。現在、FICCブランドの監修をしている戸塚が、主にコーポレートサイトの監修とディレクションを兼務しています。戸塚の記事はこちらからご覧いただけます。

プロジェクト事例

経営や各事業部の戦略やセールス状況に基づき、広告施策やSEO施策、自社メディアやコンテンツのアップデートなど、PDCAを回しながら自社セールスを強化する多様な施策を行います。そして、現場の事業部長などの社内メンバーからの依頼に応える中で、スキルを磨き上げていくポジションでもあります。以下に、代表的な施策事例とそこに関わるメンバーの工夫や想いをご紹介します。

◎広告運用(分析・考察)

担当者:
会社としての売上を上げるためには、いかにFICCのサービス依頼に関するお問い合わせを増やせるかが重要になります。そこに大きく寄与するのが主にリスティング広告ということで、各事業部へお問い合わせを増やすための予算設定をし広告を出す業務を行います。各事業部のひと月ごとの予算の消化率を見ながらアドバイスをしていきます。そして、広告を出した後には「その広告がどれだけ見られているか?」というパフォーマンスを確認しています。課題を特定する際は、マーケティングKPI全体のパフォーマンスから「この広告の改善をした方がよいのでは?」という視点で課題分析をしていくよう意識しています。役員との連携が多い業務でもあるため、お問い合わせ数やSNSのトラッキング数等のパフォーマンスと進捗率や改善提案を合わせて毎月報告しています。

広告を出す前準備として、役員と連携してターゲットのペルソナを設定し、ターゲットが調べているであろうキーワードの仮説を立てて、それを「検索キーワード」として選定していきました。例えば、自社のマーケティングフレームワークのサービスページを見てもらいたい場合は、そのままの言葉をキーワードとして設定してしまうと間口が狭くなってしまいます。キーワードを膨らませるためには、ターゲットの組織課題を理解しながらペルソナ像を設けることが大切になってくるのです。検索キーワードが決まってくると「広告にどのような情報を出すか?」というところを考えながら、広告文章を作成していくプロセスに移ります。実際に運用してみると、初期の検索キーワードはあくまで仮説のため当たり外れがあることも。サイト内の読まれている記事への流入も参考にしながら検索キーワードの調整をしていきます。広告バナーや文章に関しては、ABテスト(AとBの2パターンを用意して、どちらがより良い成果を出せるのかを検証)を行います。仮説検証を繰り返しながら、よりお問い合わせ率を上げていくことが重要です。毎月、1ヶ月のお問い合わせ数やSNSのトラッキング数等のパフォーマンスと進捗率を改善提案と合わせて役員に報告しています。その後のアクションはチームメンバーで分担し行っていきます。

◎リード管理ツールの運用

担当者:
リード管理とは、見込み客や顧客の購買行動のプロセスを管理することです。リード管理ツールの有効活用のため、2020年よりリード管理の活用見直しをプロジェクトとして推進してきました。

まずは、経営推進サポート内で「どのように管理をしていくのが理想的か?」を考えた後に、各部署の事業部長やお問い合わせ窓口をになっているメンバーたちと壁打ちしながら、より良い管理方法を設計していきました。経営推進サポートですべてを決めてしまうのではなく、さまざまな人が使用するツールだからこそ「理想像」のすり合わせからメンバーと行い、意見をチューニングしていくことを意識しました。また並行して、管理ツールの会社担当者と打ち合わせをし、契約の範囲内で「どのような活用が可能か」というツール自体の情報理解・整理に時間を割きました。整理が完了した後に、各事業部に使い方や活用方法を噛み砕いて伝える情報開示のための共有会を行いました。

現時点では、だれもが活用できるベースづくりはできている状態ですが「ツールを行い続けるメリット」という点ではまだ証明し辛いところがあります。そのため、まずは経営推進サポートが先陣を切ってアクションをしたいと考えています。リード管理を活用してメールマーケティングを行うことも可能なので、今後はそこを利用しながら各部署へ啓蒙活動しつつお問い合わせを増やしていきたいと考えています。

◎FICCコーポレートサイト

戸塚:
これまでFICCのコーポレートサイトは、時代に合わせてアップデートし続けることで今の形へとなっていきました。現在は自社でディレクションをし、デザイナーと連携しながら制作しています。全面的にリニューアルをするのではなく、少しづつ変えていくような「部分最適」をしながら「育てている」サイトです。

FICCの経営理念を社内外に打ち出して以来、経営の考えや取り組みを多くの記事を通して発信してきました。ここ数年は、パーパス(大義)に共感いただいた方々との協業や、組織内から主体的に生まれたアクションなどが増え、それを紹介する記事も増えてきました。それらが生まれるなかで「パーパスから生まれた事例を、ひとつのコンテンツに紡がれた形で見せたい」という役員としての想いがありました。それを形にしたのが、21年度にコーポレートサイト内で公開した『イノベーションページ』です。

リリースまで3ヶ月ほどの期間で作成したなかで、私自身はディレクターの立場として制作に携わりました。具体的なフローとして、まずはコンテンツの立ち位置を明確化するために「目的」をまとめ、具体的なターゲットを定めました。その後、ワイヤーフレームを考え、過去の記事を参考にしながら、ページで伝えたいことに一貫性があるようまとめていきました。そして、メッセージがより視覚的にも伝わるような写真を選定し、デザイナーと連携しながらページを完成させました。

今回は、会社全体に関わるコンテンツ制作でしたが、事業部に関わるコンテンツ制作をする場合もあります。その際、経営推進サポートは横断的な視点、事業部長は事業の視点を持って、お互いに連携しながらまとめていきます。

▶︎イノベーションページはこちら

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執筆:深澤枝里子(FICC)