関わる全ての人に「意義のある伴走者」を目指して。FICCのBX事業部長が目指す価値提供の姿

今回インタビューをしたのは、FICC BXクリエイティブ事業部で事業部長を務める満留 幸治。前職でマネジメントの経験を積んだ彼は「事業づくりにおいて、社内外関係者全員の指針となる戦略の重要性を感じてきた」と語ります。そんな彼に、FICCを選んだ理由やチームで行う仕事のやりがい、そして自身のマネジメントに対する考えや想いについて聞きました。

キャリアで共通しているのはブランドと人を繋ぐ仕事

私がマーケティングの業界を志したのは、自ら主催したイベントの集客に苦労した大学時代の経験がきっかけでした。そこから「興味のある人に、より効率的に広告を届けることができたら……」と考えるようになり、インターネット広告業界に興味を持ちました。そして、アドテクノロジー(広告の配信・最適化における技術)を用いて、ターゲティング広告プロダクトを扱う会社へ新卒入社しました。その後、スマートフォンの普及によるデジタル上での動画活用の可能性を感じていたことや、以前から動画業界への興味もあったことから、従業員数一桁の動画の制作・活用支援を行うベンチャー企業へ転職しました。営業兼プロデューサーとして入社しましたが、組織の拡大とともに徐々に管理職業務の比重が高まっていきました。最終的には、クリエイティブ部門の局長として約30名程のチームマネジメントを担当しました。約7年間の在籍中に従業員規模が約6倍へと成長した過程を、プレイヤーとマネジメント双方の立場で携わることができたのは貴重な経験でした。

ここまでのキャリアを振り返ると、アドテクノロジーという「メディア側」と、動画制作という「クリエイティブ側」という2つの仕事において、共通しているのは「ブランドと人(生活者)を繋ぐ仕事」に携わってきたことだと思っています。

やらなかったことを後悔したくないと入社を決意

前職で経験を積んだのちに環境を変えてみたいと考えるようになった理由は2つあります。まず1つ目には、ブランドと人を繋ぐ仕事をより突き詰めて「源流にあたる戦略領域から価値提供ができる人材になりたい」と考えるようになったことです。2つ目の理由には、前職で管理職として経営に近い立場で仕事をしていたことが関係しています。経営陣や社内メンバーだけでなく、求職者・クライアント・パートナーなどの様々なステークホルダーと向き合いながら自社事業の運営に関わってきました。この過程においても、関わる人たちと一緒に目指すべき指針となる「戦略づくり」が、ビジネスの成長においてとても重要になることを実感しました。

これらの理由から「より戦略領域で知見を高めていきたい」と考える日々を過ごしていたときに、ご縁あってFICCと出会いました。ただ、すぐに転職の決断ができたかというと、そうではなかったのです。前職に残る選択肢もあったことや、プライベートでは子供がまだ幼いこともあり非常に迷いました。ですが、一度しかない人生でこの決断をしなかったことを10年後に後悔したくないという想いが高まり、チャレンジをする覚悟を決めました。

ブランドマーケティングの考え方と温かい人柄への共感

私自身、FICCがブランドマーケティングの考えを大切にしているところに強く共感をしています。「ブランディング」とは独自の意味を創造し、「マーケティング」は新たな市場を創造すること。この2つの視点を分けずに融合し、ブランドの社会価値と経済価値の両立を目指す企業としての姿勢にとても惹かれました。入社後、様々なクライアントとお打ち合わせをさせていただくなかで、この企業姿勢に対して価値を感じていただける機会も実際にたくさんあります。

私が所属するBX事業部は、ブランドマーケティングにおいて「ブランドを強くするためのサポート」を主に担っています。具体的には、経営者やマーケティング責任者の方が向き合うブランドの課題に触れさせていただき、FICCの保有するブランドホロタイプ・モデルビジョンラダー等のフレームワークも活用しながら、企業や事業、商品など「ブランド」として向かうべき方向性やブランドマーケティング戦略をクライアントと共に協議していきます。今の世の中、生活者全員が同じ商品を買うわけではなく、それぞれ一人ひとりが求めているブランドを選ぶ時代になってきていますし、ブランド側も本来持っている独自性を活かした戦い方が求められます。だからこそ、このような状況において「第三者だから見える客観的な意見や根拠」を持って「ブランドを強くするためのサポート」をする、我々BX事業部の仕事には価値があると考えています。

余談ですが、FICCに対して選考中や入社後に良い意味でギャップを感じたのは、人の温かみを感じる会社だったことです。当初、個人の成果が重視されるようなドライな印象を持っていました(笑)。しかし実際はそんなこともなく、相談すれば誰もが時間を取り向きあってくれる「人柄の温かさ」がありました。会社として大切にしていることに「関わるすべての人の視点や想いを大切にした上で価値提供を行いたい」という、代表である森のリベラルアーツの考え方が根底にあります。だからこそ、FICCのメンバー全員がチーム意識を持ち、個々の学びを大切にしていると改めて感じることができました。

チームとクライアントの双方に対して、意義のある伴走者を目指して

現在のBX事業部は、私を含め5人のチーム編成です。皆、キャリアのバックグラウンドやそれぞれが得意とする領域、仕事に対するアプローチ方法は異なりますが「クライアントに寄り添い、価値のあるソリューションを提供しよう」という同じ志で全員が繋がっています。だからこそ、私は事業部長としてメンバー一人ひとりの強みや想いを大切にしながら、その視点を掛け合わせ続けることにより、チームとして価値提供のスタイルを増やしたり、価値提供そのものの質を高めていきたいと考えています。

私がマネジメントの仕事をする上で大切にしてきたことは、主役はメンバーであり、あくまでマネジメントは「伴走者」としてきっかけをつくる立場である、という考えです。ただし、本当に意義のある「伴走者」になるためには、マネジメントの能力だけでなくリーダーシップの能力もさらに伸ばしていく必要があると考えています。あくまで個人的な考えになりますが、マネジメントとリーダシップの違いは、「マネジメント=きっかけをつくること」に対して、「リーダーシップ=導くこと」であると思うんです。きっかけをつくること・導くこと、この2つの視点でやらなければ、メンバーと一緒に価値を創ることはできないですし、結果として意義のある「伴走者」になることはできないと思っています。入社してから、会長の荻野や代表の森、そして他事業部の部長やマネージャーたちが持つ強いリーダーシップに触れたことで、この想いはより強くなりました。

そしてこの考え方は、クライアントワークでも同じことだと思っています。クライアントに対しても「きっかけをつくること・導くこと」の視点をもって仕事に向き合わなければ「伴走者」として共に価値をつくることはできません。私たちFICCが理想とする未来「ブランドの社会価値と経済価値の両立」に近づけるよう、これからもチームメンバーと一緒に、日々目の前の仕事に対して着実に取り組んでいきたいと思います。

執筆:深澤枝里子(FICC) / 撮影:後藤真一郎

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